ATOK Pad for iPhone (以下、ATOK Pad)とアプリケーションを連携させるために何回かにわたって記事を書いてきましたが、今回はATOK Pad自体の使用感などについて述べたいと思います。評価するATOK Padのバージョンは1.1.0で、使用機はiPhone 3GS、使用時のOSのバージョンは4.0 (8A293)です。

カスタムURLスキームと名前付きペーストボードを使うことで、自分のアプリケーションからATOK Pad for iPhone (以下、ATOK Pad) を利用することができるようになります。これまで何回かにわたってカスタムURLスキームを利用する方法や、独自カスタムURLスキームを指定する方法などについて述べましたが、今回はこれらのまとめとして、ATOK Padとの連携について説明します。
この記事ではカスタムURLスキームのためのInfo.plistへのエントリ作成は既に済んでいるものとします (以前の記事「 iOSで独自カスタムURLスキームを設定する方法について」も参照してください)。また、Interface Builderの利用法については理解しているものとします。なお、ATOK Padには開発者向け情報向けページがあり、サンプルプログラムも用意されているので試してみるとよいでしょう。