グラフィックライブラリSkiaはChromiumから派生したプロジェクトなので、ビルドにdepot_tools、Ninja、gypなどを使っていたりするので、手順がちょっとややこしいですが、だいたい、公式ドキュメントのビルド方法に従うとコンパイルできます。
ちなみに、Mac OS X向けビルド方法はちょっと古いので使えませんのでご注意。
ninjaの導入
ビルドシステムNinjaをbrewで導入します。
$ brew install ninja
depot_toolsの導入
depot_toolsはcloneしてパスを通しておきます。
$ cd ~/dev $ git clone https://chromium.googlesource.com/chromium/tools/depot_tools.git $ export PATH="$PATH":`pwd`/depot_tools
.gclient作成とskiaの取得と設定
skiaのソースを取得します。.gclientを作成してgclient sync
するだけです。
$ cd ~/src $ mkdir my-skia-proj && cd my-skia-proj $ cat > .gclient <<. solutions = [ { "name" : "skia", "url" : "http://skia.googlecode.com/svn/trunk@13441", "deps_file" : "DEPS", "managed" : True, "custom_deps" : { }, "safesync_url": "", }, ] cache_dir = None . $ gclient sync
取得後はgypでninjaとXcode向けのプロジェクトファイルを作っておきます。
$ cd skia $ GYP_GENERATORS="ninja,xcode" ./gyp_skia
コンパイル
これでninja
、もしくはXcodeでコンパイルできるようになっています。
$ ninja -C out/Release
コンパイル後に、out/Release
内にバイナリが生成されています。
SampleApp.appにいろいろサンプルがあるので試すとよいでしょう。矢印キーでいろいろなサンプルを切りかえることができます。
エラーになる場合にはSkiaの別のリビジョンに変更したほうがよいかもしれません。
おわりに
なお、自分のプロジェクト自体もgclientに載せることもできます。その作業の詳細は公式ドキュメントのビルド方法を参照ください。
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