2014/01/08

利用しているライブラリのライセンス一覧ビューを自動作成してくれるVTAcknowledgementsViewControllerを試す

VTAcknowledgementsViewControllerはCocoaPods経由で入れたライブラリのライセンス一覧のplistを自動で作成して、その一覧を表示するテーブルビューを提供してくれます。

ライブラリには利用した旨を表示したりする必要があることが多く、ライブラリが増えるとライセンス表記の管理も大変になりますが、それを楽にしてくれるのがこのライブラリです。

この記事では、VTAcknowledgementsViewControllerの導入方法と利用方法について紹介します。

導入

  1. まず、CocoaPodsでVTAcknowledgementsViewControllerを導入するために、Podfileに次の行を追加してpod installします。

    pod 'VTAcknowledgementsViewController'
    
  2. Podsディレクトリ直下に、Pods-SampleApp-acknowledgements.plistのようなファイルができているのを確認します (ないなら、もう一度pod installします)。

  3. このplistをXcodeのProject Navigator内のメインプロジェクトにドラッグ&ドロップします (私はSupporting Filesにドロップしました)。 開いたダイアログで、「Copy items into destication group’s folder (if needed)」のチェックは外しておきます。

このplistはpod installするたびに情報を更新するので、コピーしてしまうと最新の情報が使われなくなってしまうためです。

あとは、ボタンが押されたタイミングなどに、次のコードを実行させればよいだけです。

UIViewController *viewController = [VTAcknowledgementsViewController acknowledgementsViewController];
[self.navigationController pushViewController:viewController animated:YES];

コード追加後にコンパイルすれば、一番上に示したようなテーブルビューが表示されるようになります。

ちなみに、生成されるplistはこんな感じです。

おわりに

VTAcknowledgementsViewControllerの導入と利用法について紹介しました。

CocoaPodsだけを利用している場合はライセンス表記のためのコードを書く時間が省かれるので非常におすすめです。

サンプルとして、先日公開したIIJmioのクーポンスイッチAPIを利用したiOSサンプルアプリにもVTAcknowledgementsViewControllerを利用してみましたので、よろしければそちらも参照ください。

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