2013/12/01

CocoaPodsでReactiveCocoaをインストールする

これから何回かにわたってReactiveCocoaについて書きたいと思います。

今回は導入として、ReactiveCocoaのインストール方法を紹介します。

手動でインストールもできますが、CocoaPodsを利用するのが一番簡単です。

CocoaPodsのインストールとプロジェクトの初期化

もし、CoocoaPodsをインストールしていないなら次のようにして利用可能にしてください。

$ sudo gem install cocoapods
$ pod setup

プロジェクトの作成とReactiveCocoaのインストール

新規プロジェクトに、次のような手順でReactiveCocoaをインストールします。

  1. 新規プロジェクトを作成します。ここでは、RacSampleというTabbed Applicationを作成しました。

  2. コマンドpod initをRacSample.xcodeprojのあるディレクトリで実行します。

    $ cd /path/to/RacSample
    $ pod init
    

    これでPodfileが作成されます。

  3. 先ほど作成されたPodfileを編集して、ReactiveCocoaがインストールされるようにします。

    # Uncomment this line to define a global platform for your project
    # platform :ios, "6.0"
    
    target "RacSample" do
    pod 'ReactiveCocoa', '2.0'
    end
    
    target "RacSampleTests" do
    pod 'ReactiveCocoa', '2.0'
    end
    
  4. ファイル編集後にpod installすると、ReactiveCocoaが自動でインストールされます。

    $ pod install
    Analyzing dependencies
    Downloading dependencies
    Installing ReactiveCocoa (2.0)
    Generating Pods project
    Integrating client project
    
    [!] From now on use `RacSample.xcworkspace`.
    

    このとき、ワークスペースが作成されます。そのため、メッセージの最後に「これからは’RacSample.xcworkspace’を使ってね」と表示されています。

  5. 指示通りにRacSample.xcworkspaceを開きます。

    Podsプロジェクトが追加されて、そこにReactiveCocoaがあるのがわかります。

  6. お好みで、プリコンパイルドヘッダRacSample-Prefix.pchにReactiveCocoa.hを追加します。

    #ifdef __OBJC__
        #import <UIKit/UIKit.h>
        #import <Foundation/Foundation.h>
        #import <ReactiveCocoa.h>
    #endif
    

libextobjcの追加

後で説明すると思いますが、ReactiveCocoaで利用が推奨されている@weakify@strongifyを利用したい場合には、libextobjcを追加する必要があります。

そのためには先ほどと同様に、Podsに次の行を追加してpod installするだけです。

pod 'libextobjc','0.3'

さらに、必要に応じてプリコンパイルドヘッダRacSample-Prefix.pchに次の行を追加します。

#import <libextobjc/EXTScope.h>

おわりに

ReactiveCocoaの導入方法について紹介しました。

関連リンク

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。