これから何回かにわたってReactiveCocoaについて書きたいと思います。
今回は導入として、ReactiveCocoaのインストール方法を紹介します。
手動でインストールもできますが、CocoaPodsを利用するのが一番簡単です。
CocoaPodsのインストールとプロジェクトの初期化
もし、CoocoaPodsをインストールしていないなら次のようにして利用可能にしてください。
$ sudo gem install cocoapods $ pod setup
プロジェクトの作成とReactiveCocoaのインストール
新規プロジェクトに、次のような手順でReactiveCocoaをインストールします。
新規プロジェクトを作成します。ここでは、RacSampleというTabbed Applicationを作成しました。
コマンド
pod init
をRacSample.xcodeprojのあるディレクトリで実行します。$ cd /path/to/RacSample $ pod init
これでPodfileが作成されます。
先ほど作成されたPodfileを編集して、ReactiveCocoaがインストールされるようにします。
# Uncomment this line to define a global platform for your project # platform :ios, "6.0" target "RacSample" do pod 'ReactiveCocoa', '2.0' end target "RacSampleTests" do pod 'ReactiveCocoa', '2.0' end
ファイル編集後に
pod install
すると、ReactiveCocoaが自動でインストールされます。$ pod install Analyzing dependencies Downloading dependencies Installing ReactiveCocoa (2.0) Generating Pods project Integrating client project [!] From now on use `RacSample.xcworkspace`.
このとき、ワークスペースが作成されます。そのため、メッセージの最後に「これからは’RacSample.xcworkspace’を使ってね」と表示されています。
指示通りにRacSample.xcworkspaceを開きます。
Podsプロジェクトが追加されて、そこにReactiveCocoaがあるのがわかります。
お好みで、プリコンパイルドヘッダRacSample-Prefix.pchにReactiveCocoa.hを追加します。
#ifdef __OBJC__ #import <UIKit/UIKit.h> #import <Foundation/Foundation.h> #import <ReactiveCocoa.h> #endif
libextobjcの追加
後で説明すると思いますが、ReactiveCocoaで利用が推奨されている@weakify
や@strongify
を利用したい場合には、libextobjcを追加する必要があります。
そのためには先ほどと同様に、Podsに次の行を追加してpod install
するだけです。
pod 'libextobjc','0.3'
さらに、必要に応じてプリコンパイルドヘッダRacSample-Prefix.pchに次の行を追加します。
#import <libextobjc/EXTScope.h>
おわりに
ReactiveCocoaの導入方法について紹介しました。
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