10月23日にbetaが取れて正式版のDropbox API V1がアナウンスされましたので、Changelogで述べられている内容を挙げていきます。
- ARCを用いているプロジェクトでも利用可能なようにframework化した。そのため、importを次のように変更させる必要がある。
#import <DropboxSDK/DropboxSDK.h>
- 新しい認証メソッドを利用するようにした。SDKでのログインやアカウント作成はできなくなったのでDBSession#linkを用いる必要がある。これは公式アプリ(インストールされているなら)、もしくはSafariを起動させて、ユーザにアクセス許可設定をさせるようになっている。
- アプリ中に複数ユーザを扱えるようにした。
- DBMetadataにrevフィールドを追加した。revisionは非推奨となった。
- DBRestClient#loadRevisionsForFile:で過去ファイルのリビジョンのリストを取得できるようになった。ファイルの取得にはloadFile:atRev:intoPath:を、復元にはrestoreFile:toRev:を用いる。
- ファイルアップロード方法の更新した。parentRevパラメータがオプションに追加され、アップロード時にサーバ側のバージョンと異なるときはコンフリクトしたと見なして別名のファイルを作成する。DBRestClientDelegateのコールバックにメタデータが追加されており(restClient:uploadedFile:from:metadata:)、コンフリクトした場合はそのファイル名などを確認できる。
- DBRestClientに検索のメソッドsearchPath:forKeyword:を追加した。
- DBRestClientにファイル共有のメソッドloadSharableLinkForFile:を追加した。
- DBRestClientにファイルストリーミングのリンクを作成するメソッドoadStreamableURLForFile:を追加した。
- .pngと.gifのサムネイルダウンロードでは.pngが得られるようにした。
- バグフィックス
なお、利用にはiOS SDK 4.2以降、Xcode 3.2.5以降が必要とのことです。beta版から大きく違いはなさそうですが正式バージョンがアナウンスされたので対応アプリも増えていくことでしょう。
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