ウェブサービスなんかでよく同意させられる利用規約。慣れたら意外と楽に読めるらしいですが、私は利用規約を後で読もうと思いつつ、そのままにしてしまう派です。
利用規約の重要な個所だけまとめてくれればいいのにと思っていたら、そんなサイト「Terns of Service Didn’t Read (以下、ToS;DR)」がありましたので紹介します。
ToS;DRのトップページを開くと、各種ウェブサービスの利用規約が一覧でまとめられています。
例えば、GitHubは次のように評価されています。
各項目の先頭に表示されているアイコンはそれぞれ次のような意味を持ちます。
- : 良い点
- : 悪い点
- : 情報 (良くも悪くもないが、知っておくべき情報)
- : 警告
例えば、一番上の項目は「個人情報は限定された目的のために利用される」ということで良い点、 2番目の項目は悪い点で「通知なしで(規約を)いつでも変更可能」。 3番目の情報アイコンは「GitHubではクッキーが必要」と言っています。
なお、サイト名の右の Class はサービス規約の全体としての評価 (Class Aが一番良い) であり、GitHubはClass Bとなっています。
さらに、下のExpandボタンで、その項目についての詳細や言及している部分を参照できます。
例えば、先ほどのクッキーの項目を見ると、
GitHubが利用するクッキーにはユニークな識別子を含んでいるのに、匿名を保持しているようなミスリードを誘っている。 しかし、セッションクッキーのみ利用されており、永続クッキーは利用されていない。
というようなことがわかります。より詳しい情報はDisscussionをクリックすればわかります。
ちなみに、現時点でのClass AのサービスはDuckDuckGoのみです。 まあ、DuckDuckGoはユーザ情報を保持しないことを売りにしている検索エンジンなので当たり前かもしれませんが。
まとめ
簡単にToS;DRの内容を紹介しました。
ToS;DRは今年6月に開始したばかりなのでまだ評価が進んでいないウェブサービスも多いです。 ただし、議論はワーキンググループでオープンに行われており、ToS;DRのデータはGitHub上にあって、CCライセンスで公開されているため、内容が充実するのを期待できそうです。
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。